保険会社が総合口座に似た名称の新商品を打出す理由


一般個人の顧客の利便性を高めるため、銀行などの金融機関や証券会社では一つの口座でさまざまなサービスを提供する試みをはじめていますが、保険会社においても例外ではなく、近年は「総合口座」として新商品を打ち出すケースが増えています。
これらは、同じ会社やグループ会社で取り扱っている生命保険や損害保険を一つのパッケージとしてまとめたもので、契約者本人のほか家族までを取り込んだものもあります。
この口座のメリットとして、複数の保険契約を一つにまとめることで一覧性が高まり、出産や介護などに伴う家族構成の変化に応じて、さまざまな保険商品を組み合わせて最適な構成にするのに役立つということが挙げられます。
また、多くは契約量や契約期間に応じてランクアップする仕組みもとられており、提携会社でのショッピングや、フィットネスなどのサービスを利用する際の料金割引や優待などの特典が添えられています。
保険の勧誘といえば、従来は職場や自宅を保険外交員が訪問する「社員販売方式」が主流で、地道な活動によりある程度固定的に顧客を確保することが可能でしたが、現在ではインターネット販売や外資系企業の本格参入、簡易保険の取扱いが焦点となった郵政民営化などによって状況は変化しており、保険業界も激戦の時代を迎えています。
このようななかで、顧客のニーズに合った保険商品を提供するとともに、他社に顧客が流出しないようにする努力の一環として、こうした新商品の登場を見ることになりました。

さくらんぼ

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